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とびひ
とびひとは?
とびひは、伝染性膿痂疹(のうかしん)と言います。
夏の感染が多い症状で、子供に多く見られます。水ぶくれを掻きむしることで原因菌が身体の他の部位に付着し、どんどん身体全体に広がり、ちょうど火の粉が飛び散るように広がっていきます。一緒に遊ぶお友達、兄弟にも伝染していきます。(成人にはきわめて稀です)原因となるものは黄色ブドウ球菌とレンサ球菌という菌で、私達が生活している中でどこにでも存在しています。
症状とこれからの経過はどうなっていきますか?
発症時 | 1~2㎝の水疱ができ数日のうちに身体に広がります |
2 ~ 3日後 | 水疱が「かさぶた」になります |
6 ~ 7日後 | 乾燥し、しばらく淡い褐色の色素沈着が残ります |
とびひの経過中に、口、目のまわり、わきの下、もものつけねなどが赤くなって、痛がり、大きく皮膚がむけ、発熱することがありますが、そのときは早急に来院してください。
他人にうつることはありますか?
とびひは接触感染です。
・知らないうちに患部を掻く
・掻いた手に原因菌が付く
・その手で他の部位を触る・他の子に触れる
・感染の拡大
上記のような経緯で感染が拡大するため、水泳や学校・幼稚園は休ませてください。(学校、園によっては、医師の通園許可書が必要な場合もあります)兄弟や子供同士の接触を出来るだけ控えたほうがよいでしょう。
治療法
入浴は少なくとも1日1回、できれば1日4~5回、薬用石鹸を使用して、全身、特に病巣部をよく洗ってください。洗った後に軟膏を塗ってください。病巣部の通気をよくするため、バンドエイドを貼ったり包帯で覆わないでください。
水ぶくれが破けて中の液体が出てきたら、ガーゼを当ててこまめに取り替えてください。
手指の爪は短く切ってください。家族の中で処置を行なった方は、処置後十分に手を洗うようにしてください。