いなげファミリー内科クリニック MENU

  • いなげファミリー内科クリニックは、開院時より骨粗鬆症診療に力を入れています。内科医でもあり、日本骨粗鬆症学会認定医を持つ院長をはじめ、看護師と薬剤師が連携して診療を行っています。また当クリニックには、他の骨密度検査と比べて検査の信用性が高いDXA法を用いた骨密度装置(腰椎、大腿骨)を完備しております。専門性が高い、最先端の骨粗鬆症診療がクリニックで実現可能となりました。ご心配な方は、是非受診をお薦めします。

骨粗鬆症とは?

  • 骨粗鬆症は、骨の量が減る、骨の質が悪くなることで骨が折れやすくなっている状態のことを言います(図1)。最近の調査では、日本における骨粗鬆症患者は約1300万人、50歳代から急速に増え始め、特に女性で多く発症します。2030年には約3人に1人が65歳以上となる高齢化社会において、高齢者のQOLを維持するためにもその予防は急務となっています。

  • 図1:正常な骨と骨粗鬆症の骨

  • (正常な骨)

    (骨粗鬆症の骨)

骨粗鬆症で何が問題なの?

  • 一番の問題は大腿骨が折れることで、2007年の調査では年間約14万件起きたことが報告されています。大腿骨骨折後1年以内に約10%の患者さんが死亡され、約30%の方は生活の質が低下すると言われています。その他にも骨粗鬆症による骨折は背骨、橈骨などに多くみられます(図2)。骨折による痛みだけではなく、骨折が背骨に起こると、背中が曲がり 胃腸や肺の働きが悪くなって全身状態が悪化し、介護が必要になることもあります(図3)。骨粗鬆症は骨だけではなく、全身に影響を及ぼす病気であり、骨粗鬆症を早期に診断し、必要な治療を受けることが重要です。

  • 図2:骨粗鬆症で骨折しやすい部位
    図3:介護が必要となった原因

なぜ骨粗鬆症は起こるの?

  • 骨粗鬆症は3つの原因によって起こると考えられています。
  • ①骨の新陳代謝のバランスの崩れ
    骨には、新しい骨を作る骨芽細胞と、古くなった骨を壊す破骨細胞があり、破骨細胞によって壊された骨の後に骨芽細胞が集まって新しい骨を作ります。これを骨の新陳代謝(骨代謝)といいます。骨の新陳代謝のバランスが崩れると、骨粗鬆症になります。
  • ②骨中のカルシウムが血液に流れ出す
    体内のカルシウムは、99%が骨に蓄えられ、残り1%は血液中に含まれます。カルシウム摂取量が不足すると、骨中のカルシウムが溶けて血液に流れ出し、不足分を補います。その結果、骨のカルシウム量である骨量(骨密度)が減り、骨粗鬆症につながります。
  • ③コラーゲンが劣化する(骨質の劣化)
    骨の約半分がカルシウムですが、残り半分はコラーゲンでできています。鉄筋コンクリートに例えると、カルシウムはコンクリートで、コラーゲンは鉄筋にあたります。近年、コラーゲンの劣化や減少によっても、骨粗鬆症になることがわかってきました。

骨粗鬆症にかかりやすいのはどんな人?

  • 骨粗鬆症は、性別・年齢・遺伝・体質・病気(関節リウマチ、甲状腺疾患、糖尿病、肝・腎臓病)など自分では避けることができない条件と、食生活・運動不足・喫煙・過度の飲酒などの生活習慣が重なって起こります。

骨粗鬆症はどのように診断するの?

  • 閉経後の女性であれば、症状がなくても問診や骨密度検査を行い、疑わしい人については血液検査・レントゲン検査(図4)を追加し診断を進めます。当クリニックでは、他の骨密度検査と比べて検査の信用性が高いDXA法を用いた骨密度装置(腰椎、大腿骨)(図5)を導入し、きちんとした骨粗鬆症の診断が可能となりました。

  • 図4:腰椎レントゲン検査(骨粗鬆症の例)
    図5:骨密度測定装置(腰椎・大腿骨のDXA法)

骨粗鬆症の治療はどんなもの?

  • まず骨密度を低下させないための食事療法と運動療法が重要です。食事では、カルシウム、ビタミンD、ビタミンKを含む食品をとることを心がけ、運動は背筋を伸ばす動きや、ウォーキングやジョギング、エアロビクスなど体重をかけるような動きの多い運動が効果的です。薬物療法に関しては、現在様々なタイプの薬が使用できます。個々の患者さんの骨粗鬆症の原因や、骨折の有無、合併症の有無などを考慮して処方されます。(図6)
  • 骨粗鬆症の主な薬
  • ①腸管からのカルシウムの吸収を高め、体内のカルシウム量を増やす薬
     活性型ビタミンD3製剤
  • ②骨の形成を促進する薬
     ビタミンK2製剤
  • ③骨の破壊を抑制する薬
     エストロゲン製剤
     選択的エストロゲン受容体モジュレーター
     ビスホスホネート製剤
     RANKL阻害剤(デノスマブ)
  • ④骨の形成を促進し、骨の破壊を抑制する薬
     ヒト化抗スクレロスチン抗体(ロモソズマブ)

当クリニックにおける骨粗鬆症外来の流れ

  • ①問診表の記入、FRAX
    (骨折リスク計算機)の測定

  • ②診察
  • ③レントゲン検査・
    骨密度測定

  • ④採血
    (骨代謝マーカーなど測定)

  • ⑤帰宅