睡眠時無呼吸症候群

睡眠時無呼吸症候群とは

睡眠時無呼吸症候群とは

睡眠中に呼吸が止まる病気です。日本人の3-4%に認められ、動脈硬化、高血圧、糖尿病、心臓病、脳卒中などのリスクとなり、寿命が短くなることが知られています。様々な合併症につながる重大な病気ですが、まだまだ治療を受けている方が少ないのが現状です。夜間のいびき、無呼吸、日中の眠気が気になる方はぜひ一度検査をおすすめします。

症状について

症状について

睡眠時無呼吸症候群では以下のような症状がみられます。
夜間:いびき、呼吸停止、頻尿
日中:頭痛、眠気、だるさ、集中力低下、性格の変化、性欲低下

合併症について

合併症について

睡眠時無呼吸症候群は以下のような様々な合併症を引き起こします。

高血圧健常人の1.4倍-2.9倍
糖尿病健常人の1.6倍
心臓病健常人の1.7倍
脳卒中健常人の3.3倍

診断について

診断について

簡易検査自宅で取り扱い可能な検査機器を使って、普段と同じように寝ている間にできる検査です。当院で行っています。
ポリソムノグラフィー簡易検査で診断のつかない場合に、1泊入院をして行う精密検査です。近隣の医療機関へ紹介をさせて頂きます。

治療について

治療について

CPAP
(経鼻的持続陽圧療法)
睡眠中に鼻マスクを装着し、持続的に気道に空気を送ることで気道閉塞を予防する治療法です。月に1度外来通院をして頂き、保険適応で3割負担なら5000円程度、1割負担なら2000円程度です。
マウスピース近隣の歯科口腔外科へ紹介をさせて頂きます。 その他の治療として外科的療法などがあります。