経鼻インフルエンザワクチン「フルミスト」の予防接種 開始について
痛くないインフルエンザワクチン「フルミスト」
10月より、インフルエンザ予防接種に加えて、鼻に噴霧するタイプのインフルエンザワクチン「フルミスト」の接種を開始します。
フルミストとは?
フルミストは、鼻の中にワクチンを噴霧して接種する、注射ではないタイプのインフルエンザワクチンです。鼻の中に噴霧されたワクチンが免疫反応を引き起こし、インフルエンザウイルスに対する免疫をつくります。
注射を使わないため、「注射が苦手」「注射の痛みが心配」というお子さまにもおすすめです。
フルミストは、アメリカやヨーロッパではすでに承認されており、日本でも2024-2025シーズンから国内で使用できるようになりました。
フルミストの効果は?
一般的なインフルエンザワクチンは、皮下注射によって体の中に免疫をつくり、インフルエンザにかかった場合の重症化を抑える効果が期待されています。
一方、フルミストは鼻の中に直接ワクチンを噴霧することで、鼻やのどの粘膜にも免疫をつくることが特徴です。そのため、従来の注射によるワクチンと比べて、特に小児では高い予防効果が期待されています。
また、フルミストは生きたウイルスを弱毒化したワクチンを使用するため、流行しているインフルエンザウイルスの型がワクチンに含まれる型と異なった場合でも、発症した際の症状を軽くする効果が期待されています。
当院の接種対象
当院では、以下の年齢の方を対象に接種を行います。
- 平日:3歳~18歳
- 土日祝:小学1年生~18歳
接種回数は、年齢にかかわらず毎年1回です。
※一般的な皮下注射によるインフルエンザワクチンでは、12歳以下のお子さまは2回接種が必要です。
こんな方におすすめです
- 注射が苦手なお子さま
- 注射の痛みが心配なお子さま
- 鼻に噴霧するタイプのワクチンを希望される方
- お子さまのインフルエンザ予防接種を検討されている方
フルミストを接種できない方
以下に該当する方は、フルミストを接種できない場合があります。
- 卵白や他のワクチンに対してアレルギー・アナフィラキシーの既往がある方
- 免疫を低下させる疾患がある方、またはステロイド・免疫抑制剤を内服している方
- アスピリンを服用している方
- 重度の喘息がある方
- 妊娠している方
接種についてご不明な点がある場合は、医師またはスタッフまでご相談ください。
フルミストの副作用
接種後には、以下のような症状がみられることがあります。
- 10%以上:鼻水・鼻づまり・のどの痛み・咳などの風邪に似た症状
- 1~10%未満:発熱、筋肉痛、食欲低下、下痢・腹痛など
- 1%未満:鼻血、中耳炎
接種後の効果について
フルミストは、接種後約2週間で免疫の効果が現れ、その効果は約6か月~1年(1シーズン)続くと考えられています。インフルエンザの流行が始まる前に、早めの接種がおすすめです。
