頭ジラミ症

頭ジラミ症とは

頭ジラミ症とは体長2~4mmのアタマジラミ(Pediculus humanus capitis)が 毛幹に寄生することでアレルギー反応を生じ、強い痒みを伴う疾患です。
小児や女児に多く発症しますが、時に乳児は学童間に流行します。

症 状

寄生したシラミは毛に卵を生み、点状に白く見えます。
初期は無症状ですが、卵は約1週間で孵化し、数ヶ月経って成虫が増えると痒みが現れます。

アタマジラミの成虫

虫体

虫卵

※写真は最新皮膚科学体系より抜粋

検 査

顕微鏡またはダーモスコープで虫体・虫卵を確認します。

治 療

  • フェノトリン(スミスリンシャンプー®、スミスリンパウダー®など)
    処方箋不要の第2類医薬品になりますので本人に御購入して頂きます。
  • スキ櫛
    シャンプーに付属しているものもあります。 本人、御家族に根気強く髪をすいて頂き、虫体・虫卵を除去します。

スミスリン

スミリンパウダー