爪水虫

爪水虫って何?

「爪水虫」正式には爪白癬といいます。足白癬(一般にいう水虫)と同じ白癬菌という真菌(カビ)が原因で起こる感染症です。白癬菌は、爪や皮膚にあるケラチンというタンパク質が大好物です。

爪水虫の原因はカビ

爪に潜む水虫はとんでもない厄介もの。そして、すでにたくさんの人がその症状に悩まされています。あなたご自身、あなたのご家族は大丈夫ですか?

爪が白く濁っていたら爪水虫かも

爪が白く濁ってくるのは、増殖した白癬菌によって爪が破壊され、中に空気が入り込むためで、爪が厚くなったり、もろくぼろぼろと欠けたりします。爪の先端側からはじまることが多く、最後には爪全体が白くなったり、黄褐色や茶褐色になることもあります。「爪水虫」自体は痛みやかゆみがないため、気になってもそのまま放置してしまうことが多いようです。

足の爪も手の爪も、爪水虫になります

足の爪

足の爪

爪水虫は足の爪に発症することが圧倒的に多く、爪水虫患者全体の90~95%を占めます。

手の爪

手の爪

手の爪も爪水虫になります。また白癬菌と同じカビの仲間であるカンジタ菌によっても同じような症状がみられます。

治療法飲み薬と塗り薬

治療方法には内服療法(飲み薬の服用)と外用療法(塗り薬の塗布)があります。
内服療法は外用療法に比較し、効果が高いことがメリットですが、副作用があり定期的な採血が必須になります。また薬の飲み合わせもあり注意 が必要です。
一方で外用療法は内服に比べて副作用が少ないのがメリットですが、治療効果が内服療法より劣ります。 どちらを選択するかは診察・相談のうえで決定します。