水いぼ

水いぼとは?

専門名称は「伝染性軟属腫」で、ウイルスが原因の疾患です。できはじめは粟粒大で、やや光る白っぽい皮疹です。大きくなると、中央がやや凹んだ皮疹になります。アトピー性皮膚炎や乾燥肌を持つ子供は、皮膚のバリアー機能が低下しているため、水いぼに感染しやすい傾向にあります。

水いぼは治る?

ウイルス性の病気なので自然に消えてしまうこともあります。ただし治るまでの期間は一定ではなく、治るまでにいぼが巨大化したり、広がることもよく見られます。夏場などではそこから細菌感染を起こして「とびひ」の原因になることもあります。

水いぼはうつる病気? 

接触感染する疾患です。掻くことで身体中に広がることもあります。また接触の多いお友達や兄弟にも感染します。以前は夏に多い病気でしたがスイミングスクールなどの普及により、最近では1年中注意が必要です。

水いぼの治療

水いぼは数ヶ月から数年で自然に治るとされています。除去するかどうかは診察し判断します。除去する場合は、水いぼ用のピンセットで直接つまんでとります。そのままでは痛みが強いので、事前に局所麻酔のシールを貼付していただきます。
処置をした当日はシャワーのみ、翌日からは通常通り入浴できます。水いぼをとった部位は抗生剤の軟膏を1週間塗っていただきます。